最近更新された用語
NASHを参照。
関連する用語
肝臓の組織で、脂肪滴を伴う肝細胞が30%以上認められる状態のこと。アルコールが原因となるアルコール性脂肪肝と、それ以外の生活習慣が原因となる非アルコール性脂肪性肝疾患に分類される。自覚症状がない。血液検査では、ASTやALT、γ-GTP、コリンエステラーゼなどの異常、血糖値や総コレステロール、中性脂肪などの高値が確認される。脂肪肝モデルマウスでは、空腹時門脈血液中の遊離アミノ酸のうちメチオニンとチロシンの低下が肝細胞の脂肪毒性に対する酸化ストレス応答を妨げ、脂質放出を抑制する…
悪化する可能性が高い非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)のひとつ。非アルコール性脂肪性肝炎。肝臓の脂肪化に伴い炎症を起こし線維化が進行するもの。ナッシュと呼ばれる。肝硬変、肝細胞癌を引き起こす可能性がある。この疾患に特異的なマクロファージの出現と、それが形成するCLSが発症に関わることが報告されている。NAFLDは進行せず良性の経過をたどる単純性脂肪肝と肝硬変、肝癌へと進行する可能性のある非アルコール性脂肪肝炎 (nonalcoholic steatohepatitis …
S-アデノシル-L-メチオニンとホスファチジルエタノールアミンからS-アデノシル-L-ホモシステインとホスファチジル-N-メチルエタノールアミンを生成する反応を触媒するトランスフェラーゼ。肝臓に存在する。この酵素の発現低下は、Fbxo31やHNF4αのDNAメチル化の亢進とmRNA発現の抑制により、サイクリンD1の著明な活性化が引き起し、非アルコール性脂肪肝炎の原因となると考えられている。クラスリン重鎖とp53と複合体を形成するが、PEMTが欠損するとクラスリン重鎖とp53が…
フラボノイド系のポリフェノールのひとつ。シソや荏胡麻(エゴマ)に含まれる主要なポリフェノール。分子式は C6 ルテオリンは,多くの植物性食品や伝統薬として使用される植物に含まれる代表的なフラボノイドの一つである.ルテオリンはフラボンに分類され,これまでにおよそ300種類の植物に,アグリコンや配糖体として含まれていることが報告されている.ルテオリンにヒドロキシ基が1つ増えた有機化合物はケルセチンと呼ばれる。HNF4α活性を抑制することで、血液中のコレステロール値を低下させて動脈…
最も簡単な単糖類であるトリオースのひとつ。天然のグリセルアルデヒドはD体のみ。分子式は C3 フルクトースの代謝における中間代謝産物で、フルクトース-1-リン酸から生成される。アルコール脱水素酵素(アルコールデヒドロゲナーゼ)によってグリセリン(グリセロール)に代謝される。この3位の炭素にリン酸基が結合したものはグリセルアルデヒド-3-リン酸と呼ばれ、フルクトース-6-リン酸からフルクトース-1,6-ビスリン酸を経る別の代謝経路によって生成される。グリセルアルデヒド由来の終末…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。