顆粒球コロニー刺激因子(granulocyte-colony stimulating factor : G-CSF)

造血幹細胞好中球分化させる働きを持つサイトカイン。体内では病原体感染した際に種々の細胞から産生される。*1*2

医療用のものは、抗がん剤によって減少した好中球を増やす目的で使用される。有効成分はフィルグラスチムレノグラスチムナルトグラスチム*3

顆粒球コロニー刺激因子は交感神経に働き、カテコールアミンを放出させる。これによって、骨髄の中の造血幹細胞血液中に誘導することができるため、骨髄移植の際に提供者の造血幹細胞を採取するためにも使用される。この現象には、骨細胞の働きが必要であることが報告されている。*4

肺がん子宮体がん?などのがん細胞G-CSFを産生するため、白血球を異常に増加させる場合がある。

一定条件下で加熱された蜂蜜には、消化管上皮細胞からの顆粒球コロニー刺激因子の産生を誘導する作用があることが報告されている。*5

*1技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)
*2G-CSFによる造血幹細胞の末梢血への動員がEGFRシグナルの阻害により増強される - 世界の幹細胞(関連)論文紹介 - 慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点: http://www.med.keio.ac.jp/gcoe-stemcell/treatise/2010/20101224_02.html
*3平成26年6月3日 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 顆粒球コロニー形成刺激因子製剤(G-CSF 製剤)の「使用上の注意」の改訂について: https://www.pmda.go.jp/files/000145043.pdf
*4骨の中にある骨細胞が造血幹細胞をコントロール - 国立大学法人 岡山大学: http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id40.html
*5名古屋市立大学事務局企画広報課広報係 ハチミツを加熱加工すると、免疫賦活作用が出現する 加熱加工ハチミツの摂取で細菌感染が予防できる可能性: http://www.nagoya-cu.ac.jp/about/press/press/release/files/20180914/300914.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:12:00