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ビタミンの一つ。水に溶けやすい水溶性ビタミン。L-アスコルビン酸とも呼ばれる。アスコルビンは、ギリシャ語で「壊血病なし」という意味。分子式は C6H8O6熱やアルカリ、酸化によって分解される。また、銅や鉄などの金属によって酸化されやすい。ビタミンC自身は酸化されやすい物質で、他の物質が酸化されることを防ぐ抗酸化作用を持つため、酸化防止剤として食品に使われる。体内ではミネラル(鉄や銅)の還元の他、SODを還元するなど多くの酸化還元反応に関与している。ビタミンC自身が酸化されるこ…
病原性を持つレプトスピラ属細菌の感染症。症状は風邪程度の軽微なものから、ワイル病(黄疸出血性レプトスピラ症)と呼ばれる、黄疸や肺出血、腎不全などを伴う重篤なものまである。感染した臓器の細胞同士が起こす、細胞をシールする防御反応を破壊することで感染を拡大させることが報告されている。タグ:
生薬のひとつ。ウンシュウミカンの成熟した果実の外果皮を天日干しして乾燥させ、1年以上経過したもの。漢字では陳皮。健胃、鎮咳去痰、制吐などの作用を持ち、食欲不振、消化不良を改善する。主成分はリモネンを主成分とする精油。フラボノイド配糖体、ペクチン、γ-テルピネンなどを含む。ウンシュウミカンの成熟果実は食用にされる代表的柑橘で,食用以外にも,民間療法として生のしぼり汁が手足の肌荒れに外用されたり,乾燥外皮が浴剤などに応用されている.『第十六改正日本薬局方』には柑橘類果実を基原とす…
正月の祝儀に用いられる薬酒。清酒やみりんに複数の生薬(屠蘇散)を漬け込んだもの。現在ではサンショウ(山椒)、サイシン(細辛)、ニッケイ(肉桂)、カンキョウ(乾薑)、ビャクジュツ(白朮)、キキョウ(桔梗)などが主に用いられる。国内における初のリキュール。屠蘇は漢の医者である華佗が発明したもので、平安時代初期に伝来したとされる。語源は「蘇」という悪鬼を屠るという意味。胃腸の働きを整え、喉や気管支を保護し、風邪の予防や初期に有効とされる。
テロメラーゼ依存的腫瘍融解アデノウイルス製剤の商品名。岡山大学で開発された。OBP-301とも。OBP-301を改変したものにOBP-702がある。アデノウイルスE1B-55kDaタンパク質を介して細胞のDNA修復に重要な役割を果たすMRN複合体(Mre11、RAD50、NBS1)を分解する機能を持ち、この分解によりATMの活性化が抑制され、DNA修復機構が阻害される。「テロメライシン」は、風邪ウイルスの一種であるアデノウイルスのE1領域に、多くのがん細胞で活性が上昇している…
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