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抗原提示細胞のひとつ。単球から分化してできる白血球で、T細胞の分化や活性化・不活性化の制御などを行う。大きさは20〜50μmと大型。欠点は数が少なく寿命が短い(数日)こと。1973年にアメリカのラルフ・マーヴィン・スタインマン(Ralph Marvin Steinman)によって発見され、組織に結合したときに木の枝状の突起を伸ばすことからその名が付けられた。樹状細胞が抗原(病原体など)を捉えると、それを食作用により取り込み細胞内で分解して、その抗原のタンパク質の断片(ペプチド…
病原体などを取り込んで処理する食作用(貪食能)を持つ免疫細胞。貪食細胞やファゴサイトとも。1882年にロシアの微生物学者、イリア・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)によって発見された。食細胞の主な働きは、異物や死んだ細胞などを消化(貪食)すること。細胞表面に存在する受容体によって病原体特有の成分を見分け、それによって病原体と結びつくと、周囲の血管壁を広げる物質(サイトカイン)などを放出して炎症を引き起こす。広がった血管壁を通って食細胞が病原体の周囲に集ま…
脾臓の一部。マクロファージなど食作用を持つ細胞が存在し、病原体の除去や古くなった赤血球を処理する。また、抗体を産生する形質細胞も出現する。
好中球やマクロファージなどの食細胞が病原体や細胞の死骸などの固形物を取り込む作用。食作用やファゴサイトーシス、免疫食菌などとも。抗原抗体複合体を目印として貪食を行う。補体が結合するとさらに効率良く貪食される。取り込みにはアクチンが関係し、取込まれると食胞ができる。
細胞外基質となる糖タンパク質。細胞接着分子のひとつ。細胞接着や細胞の伸展・移動・増殖の促進、分化の調節、組織修復の促進、食作用などの様々な機能に関わる。フィブロネクチンは細胞機能発現のための足場を構築するタンパク質であるが,フィブロネクチンの 22-mer のフラグメント FNIII14 は足場への接着を媒介する分子インテグリンの機能を抑制する.
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