食物繊維(dietary fiber)

日本食品標準成分表2015では「ヒトの消化酵素消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。*1

主に多糖類であるが、ヒトの酵素では分解および吸収できない物質のこと。食物繊維と糖質を合わせて炭水化物と呼ぶ。

食物繊維を摂取することで、内で短鎖脂肪酸酢酸酪酸プロピオン酸)の生成が促進され、消化管機能や蠕動運動の促進、栄養の吸収をゆるやかにするといった作用が得られる。また、食物繊維が内を通過するとコレステロール中性脂肪を吸着してから排泄される。*2*3

食物繊維の大部分は消化・吸収されないが、一部は腸内細菌により発酵されて短鎖脂肪酸とガスになるため、エネルギーが全くないわけではない。食物繊維のエネルギーを 2kcal/g とする場合がある。*4*5

食物繊維の種類

食物繊維には、水に溶ける水溶性のものと、溶けない不溶性のものがある。

水溶性食物繊維不溶性食物繊維は体内での作用に違いがある。

食物繊維の目標摂取量*6

年齢(歳)性別ごとの推奨量(g)
男性女性
1~2--
3~5--
6~711以上10以上
8~912以上12以上
10~1113以上13以上
12~1417以上16以上
15~1719以上17以上
18~2920以上18以上
30~4920以上18以上
50~6920以上18以上
70~19以上17以上
*1日本食品標準成分表2015年版(七訂):文部科学省: http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365297.htm
*2健康相談 高脂肪症 | 昭和大学: http://www.showa-u.ac.jp/about_us/ext_lect/hlth_topics/topics04.html
*3ローカストビーンガム (Locust Bean Gum) 摂取が健常人の便通と腸内環境に及ぼす影響: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim1997/15/2/15_2_115/_article/-char/ja/
*4CiNii 論文 -  繊維質と食物繊維: http://ci.nii.ac.jp/naid/10028259895
*5栄養成分 - (財)日本食品分析センター - 試験項目・料金: http://www.jfrl.or.jp/item/nutrition/
*6日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html

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このページの最終更新日時: 2019-06-24 (月) 07:07:28