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骨髄で産生される血球などの細胞の総称。
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非受容体型チロシンキナーゼのひとつ。主に血液免疫系細胞に発現し、骨髄細胞系ではマスト細胞、樹状細胞、マクロファージ、破骨細胞、血小板、リンパ球ではB細胞に高い発現が認められている。IgE受容体活性化を介したマスト細胞のヒスタミン放出やサイトカイン産生、マクロファージのファゴサイトーシス、破骨細胞の活性化、コラーゲン受容体を介する血小板凝集、B細胞の分化や活性化、一部のがんや自己免疫疾患、真菌やウイルス感染との関連などが報告されている。
骨髄細胞系のバイオマーカー。CD34陽性細胞のうち約半数がCD33を発現するとされる。顆粒球系前駆細胞や単球、ミクログリアなどに発現する抑制性のシグレック(シグレック3)。この遺伝子の一塩基多型(SNP)と遅発性アルツハイマー病の発症に相関が見られることが報告されている。
樹状細胞のひとつ。プラズマサイトイド樹状細胞とも。ヒトの末梢血の単核細胞をウイルスで刺激することで大量のⅠ型IFNを誘導する特殊な細胞集団として発見され、当初はIPCと呼ばれた。ヒトにおいてはToll様受容体(TLR7、TLR8、TLR9)をエンドソーム膜に高発現し、これを介してMyD88依存的に大量のⅠ型インターフェロン(特にIFN-α)を産生する特性を持ち、ウイルスの感染に対する防御に関わる。形質細胞様樹状細胞は通常の樹状細胞(古典的樹状細胞)よりもⅠ型インターフェロンの…
骨髄の造血幹細胞から作られる血液中で形を持つ成分。血液細胞や血球系細胞とも呼ばれる。血液から血漿を除くと血球が残る。-赤血球-白血球--リンパ球-血小板
骨の中心部の髄腔に存在するゼリー状の組織。内部に動脈と静脈が通る。骨髄は骨の中に存在する柔らかい組織で、赤血球と血小板も含めたあらゆる血球系細胞のもとになる「造血幹細胞」と、細い網目構造を維持する「間質細胞」からなる。骨髄中には間葉系幹細胞と造血幹細胞の2種類の幹細胞があり血球を産生する。新生児の骨髄は全て赤色骨髄であるが、成人すると半分程度が脂肪に置き換わり黄色くなった黄色骨髄に変化する。-赤色骨髄-黄色骨髄骨髄は栄養豊富な海綿状組織で、主に胸骨や腸骨など長く平らな骨の中に…
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