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麻疹と風疹を予防するワクチン。MRワクチンとも呼ばれる。
現行の予防接種法では、1歳と小学校入学前1年間の2回接種を行う。*1
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体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。主に感染症の予防のために利用されるが、アルツハイマー病や高血圧、糖尿病などの非感染症に対しても利用されるワクチンが存在する。感染症のワクチンの原材料となる病原体は、それに適した動物(宿主)に感染させて増殖したものを利用する。ワクチンの殺菌にはエチル水銀が使用されるものもあるが、人体に対する影響は低いと考えられている。ワクチ…
麻疹ウイルスによる感染症。はしかとも。飛沫感染および空気感染を起こし、非常に感染力が強いとされる。潜伏期間は5〜21日。感染初期は38℃の発熱、咳、鼻水、眼脂、目が赤くなるといった風邪に似た症状が2~5日間続く。その後、一度熱が下がってから口内にコプリック斑と呼ばれる白いできものや特有の発疹が頭部から腕などにかけて現れる。発疹が広がる時期には39〜40℃の高熱となり、肺炎や脳炎、中耳炎、心筋炎などの合併症が起こる恐れがある。発疹消失後も4日程度は他者に感染する。2008年から…
ワクチンを体内に取り込ませることで、予めその病原体に対する免疫反応を起こさせ、その後の感染に対する免疫を作らせること。確実に免疫を獲得させるため、同じ種類を複数回接種する場合もある。
風疹ウイルスが原因となる感染症。飛沫感染を起こす。2~3週間の潜伏期間の後に風邪に似た症状、発疹、発熱、リンパ節の腫れ、眼球結膜の充血などが起こる。発疹や発熱が3日で治まることから三日はしかとも呼ばれる。予防接種を2回受けることが推奨されている。昭和54年4月1日以前に生まれた男性はワクチンの接種を受ける機会が無かったため、最も風疹に対する免疫が無いとされる。また、妊婦はワクチンを接種することができない。現在は風疹に対する予防接種をMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)として…
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