健康用語WEB事典

6-MSITC(6-(methylsulfinyl)hexyl isothiocyanate

イソチオシアネートのひとつ。6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート6-MITCとも表記される。

ワサビ(沢ワサビ)に含まれ、抗炎症作用やがん細胞を傷害する効果が確認されている。*1*2

例えば、NF-κBを阻害することによる乳がんの抑制効果が報告されている。*3

沢ワサビは6-MSITCを、5-MSITC7-MSITCなどに比べて多く含んでいる。特に根茎に多いことが確認されている。西洋ワサビにはあまり含まれない。*4*5

また、インスリンに類似した作用を示すことが報告されている。

対象のワサビの成分6MITCの効果を検討するために、ラット肝臓由来の培養細胞を薬剤で処理し、糖尿病時などと同様インスリン作用が不足した状態(糖新生が亢進した状態)とした。このとき6MITC(15μM)を作用させると、糖新生律速酵素であるPEPCKG6Pase遺伝子発現の抑制および培地への放出の抑制が見られ、その効果はインスリン(10nM)とほぼ同等の効果を示した。*6

*1広島大学 生命環境学部 野下俊朗 抗腫療活性および抗炎症作用機構解明によるワサビの高付加価値化: http://yamazakispice-promotionfdn.jp/summary/summary166.pdf
*2名城大学 農学部 応用生物科学科 農薬化学研究所 自然の農薬成分の多機能性生理活性を科学する: http://www-agr.meijo-u.ac.jp/cgi-bin/labo14/paneru.pdf
*3Wasabi-derived 6-(methylsulfinyl)hexyl isothiocyanate induces apoptosis in human breast cancer by possible involvement of the NF-κB pathways.: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24895898
*4岩手大学 農学部 応用生物化学課程 准教授 伊藤芳明 本わさび含有化合物がもつ抗生活習慣病特性: https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/08/829/iwate6.pdf
*5CiNii 論文 -  わさびおよび加工わさび製品中の6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート含量: http://ci.nii.ac.jp/naid/10013582408
*6岩手大学 農学部 応用生物化学課程 准教授 伊藤芳明 ワサビに含まれる6‐methylsufinylhexyl isothiocyanate(6MITC)による抗糖尿病効果: http://www.nlu-seeds.jp/nlu-content/upload/249.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:03:52