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39個のアミノ酸からなるポリペプチド(ペプチドホルモン)。ACTHとも。副腎皮質刺激ホルモンは全ての副腎皮質ホルモンの分泌を促進する。脳下垂体前葉にあるACTH産生細胞からプロオピオメラノコルチン(POMC)を前駆体として産生、分泌される。交感神経の興奮によって分泌量が上昇する。ACTHの合成と分泌は、主に視床下部から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンにより調節される。過剰な副腎皮質刺激ホルモンの分泌はクッシング症候群の原因となる。メラノコルチン2受容体(MC2R)の…
肉体や精神にかかる負荷のこと。人間がストレスを受けると、それに対するストレス反応が中枢神経系や身体の各部位で発生する。例えば、脈拍が速くなり血圧が上がるなどである。過度のストレスによって生活習慣病の発症率の増加が確認されており社会問題となっている。胃潰瘍などの疾患や、脳への様々な悪影響が確認されている。動物に共通する代表的なストレス反応は「視床下部-下垂体-副腎皮質ストレス反応系(HPA軸)」と呼ばれ、身体的・心理的ストレスを受けた場合は、この反応によって副腎皮質ホルモンが分…
24個のアミノ酸からなる合成ペプチド。ACTHと同じアミノ酸配列を有し、副腎皮質刺激作用を持つ。点頭てんかんや気管支喘息、関節リウマチ、ネフローゼ症候群に対して使用される。商品名はコートロシン。
中性脂肪の分解過程で現れるジグリセリドを加水分解する反応を触媒するリパーゼ。リン酸化されることでリパーゼとしての活性が増強される。β3受容体によって活性化される。ホルモン感受性リパーゼによって分解された中性脂肪は遊離脂肪酸となり、グリセリンと共に血液中に放出される。この遊離脂肪酸は褐色脂肪細胞内のミトコンドリア内膜に存在する脱共役タンパク質(UCP)によって熱エネルギーに変換される。マクロファージや副腎、精巣、卵巣などでコレステロールのエステルを加水分解する主要な酵素でもある…
日中に優位になる自律神経。ストレスや情動による中枢神経の活動性の変化を全身の臓器に伝える神経。ヒトの発生初期段階に、副腎と同様に神経堤細胞から作られる。胸椎や腰椎を通る脊髄から伸びる。脊髄から出て神経節(交感神経節や腹腔神経節)で神経を乗り換え、そこから各臓器へ伸びる。交感神経の興奮によって心拍や血圧、呼吸、発汗、筋の緊張などが促進される。平滑筋や心筋、腺に働き、内臓平滑筋と消化腺、気管支腺に対しては抑制的、その他に対しては興奮的に働く。特に運動時に興奮し、全身の筋肉に酸素を…
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