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浮腫の治療薬。商品名はダイアート。腎臓の尿細管(主としてヘンレループ上行脚)におけるナトリウムイオンや塩素イオンの再吸収を抑制し、利尿作用を発現する。抗ADH作用も有する。
細胞質に存在するアルコールをアセトアルデヒドに酸化する反応を触媒する酵素。アルコールデヒドロゲナーゼとも。いくつかの遺伝子多型が確認されている。人種によって持っているアルコール脱水素酵素の種類が異なり、その種類によって働きが異なる。-ADH1B *1/*1(低活性型)-ADH1B *1/*2(活性型)-ADH1B *2/*2(高活性型)エタノールをアセトアルデヒドへ代謝する酵素である ADH にも,いくつかの遺伝子多型が知られている.そのうちADH1B(かつては ADH2 と…
腎臓での水の再吸収を促進するホルモン。ヒトにおいては主にアルギニンバソプレシンのことを指す。抗利尿ホルモン(ADH)やバソプレッシンとも。腎臓の集合管に発現するV2受容体に結合し、アクアポリン2を増加させることで水の再吸収を促進する。視床下部(視索上核や室傍核、視交叉上核)に局在する神経で産生され、脳下垂体後葉に蓄えられ、その神経終末から血液中に分泌される。体液の濃度が濃くなると、脳はバソプレシンの分泌量を増加させ、それによって腎臓は水の再吸収の量を多くする。バソプレシンの分…
バソプレシンが過剰に分泌されている状態。悪性腫瘍や呼吸器感染症、中枢神経系の感染症や脳出血、神経変性疾患、薬剤などが原因となる。悪性腫瘍では、小細胞肺がんによる異所性ADH産生腫瘍によるものが最も多い。悪性腫瘍による低ナトリウム血症の主な原因となる。
アルコール脱水素酵素(ADH)のひとつ。以前はADH2とも呼ばれた。肝臓に存在し、体内に入ったアルコールの大部分をアセトアルデヒドに分解する。
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