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解糖系のひとつ。エムデン-マイヤーホフ経路とも。細胞質内に存在する10種類の酵素反応からなる代謝経路であり、酸素の関与なしでATPが生成される。グルコース1分子からピルビン酸を介して最終的に2分子の乳酸とATPを生成する。C6H12O6 + 2ADP + 2NAD+ + 2Pi → 2CH3CHCOOH + 2ATP + 2NADH + 2H2O + 2H+グルコース → グルコース-6-リン酸 → フルクトース-6-リン酸 → フルクトース-1,6-ビスリン酸 → (ジヒド…
プリン塩基のひとつ。6-アミノプリンとも。ATPやADPの構成成分であり、DNAの塩基配列を構成する塩基。DNAにおいてはチミンと、RNAにおいてはウラシルと結合する。アデニンを含むヌクレオシドはアデノシンと呼ばれる。放射線や薬物による白血球減少症の治療に用いられる。商品名はロイコン。
プリン塩基の生合成における中間代謝産物。ホスホリボシル-N-ホルミルグリシンアミドやホルミルグリシンアミドリボヌクレオチドとも。FGAMシンテターゼはATPを消費してグルタミンのアミド窒素を遊離させてFGARに結合させ、ホルミルグリシンアミジンリボヌクレオチド(FGAM)とADP、グルタミン酸を生じる。
血小板が持つ顆粒のひとつ。α顆粒よりやや小さく、数も少ない。ATPやADP、セロトニン、カルシウムイオンなどを含む。血小板の活性化に伴って中身が細胞外に放出される。濃染顆粒に含まれるセロトニンやADPは、それを放出した血小板にオートクリン的に作用し、血小板をさらに活性化する。コラーゲンは濃染顆粒からADPを放出させ、またアラキドン酸カスケードを活性化してトロンボキサンA2を産生し、ADPとトロンボキサンA2の作用によって血小板の凝集を強める。Rab27は濃染顆粒を分泌の準備状…
アンモニアとグルタミン酸を基質としてグルタミンの合成を触媒するシンテターゼ。アンモニア + グルタミン酸 + ATP → グルタミン + ADP + Pi 大脳皮質と海馬のアストロサイトにおいては、シナプスより放出されたグルタミン酸がグルタミンシンテターゼによって直ちにグルタミンに変換されていることが示唆されている。メチオニンスルホキシイミンによって活性が阻害される。
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