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アデノシン三リン酸(ATP)のナトリウム塩。商品名はトリノシン、アデホス(アデホスコーワ)。頭部外傷後遺症や心不全、調節性眼精疲労、消化管機能低下による慢性胃炎、メニエール病および内耳障害によるめまいなどの治療に用いられる。副作用として痒み、吐き気、口内炎などが起こる場合がある。タグ:
アデノシンに3つのリン酸が結合した有機化合物。塩基としてアデニンを持つヌクレオシド三リン酸。ATPとも。アデノシン三リン酸は全ての生物にエネルギー源として利用される高エネルギーリン酸化合物。人間では1日30kgほどATPが合成される。主にミトコンドリアの解糖系やクエン酸回路によって合成される。筋肉においてはクレアチンリン酸の分解によって生成される。光合成をしない細胞では、アデノシン三リン酸の主な原料は脂肪酸とグルコース。ヒトでは、グルコース1分子からクエン酸回路と解糖系によっ…
グリア細胞のひとつ。グリア細胞全体の10%程度を占める。小膠細胞とも。脳に存在し、変性した細胞などを貪食する。その働きがマクロファージに似ていることから、脳のマクロファージとも呼ばれる。また、脳の損傷を感知して炎症性サイトカインを分泌し、アストロサイトを神経保護型の反応性アストロサイトへ変化させて血球の浸潤を防ぐという、外傷性脳損傷に対する防御作用を持つことが確認されている。グリア細胞の1種で脳内における免疫担当細胞。正常状態では、突起を周囲に伸ばして周辺環境を常に監視してお…
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。症状は、細胞が無秩序な増殖を繰り返し、周囲の組織や他の組織にまで侵入(浸潤)し、自他の組織を破壊する悪性腫瘍となる。がん細胞は、ATPを常に解糖系で生成しており、大量の乳酸を生じさせる(ワールブルク効果)。また、浸潤や転移を行うために、基底膜のメラニンやコラーゲンを分解するための酵素の活性が高くなっている。がん細胞自体は1日5000個程度生まれていると考えられているが、生体の免疫によってがん細胞は…
ビフィズス菌が持つ特殊な解糖系。ヘテロ乳酸発酵のひとつ。ビフィズム経路とも呼ばれる。2分子のグルコースから最終的に乳酸と酢酸が生成される。2C6H12O6 → 2CH3CHCOOH + 3CH3COOH + 5ATP5分子のATPを生成できるため、通常の解糖系(エムデン-マイヤーホフ-パルナス経路)に比べて効率が良い。タグ:
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