BARドメイン(Bin-amphiphysin-Rvs167 domain) †
脂質に結合するドメイン。立体構造の曲率と in vitro で脂質膜の変形様式の違いによって以下の3種類に分類される。*1
I-BAR?は主に細胞突起形成に関与し、F-BAR?およびBAR?は主にエンドサイトーシスに関与する。
BARドメインタンパク質は生体膜上で集まり、その形状制御に関わる。細胞突起はI-BAR?ドメインによる細胞膜の変形によっても生じるとされる。*2
全てのBARは二量体を構成し、二量体で計6本のαヘリックスが束を形成している。αヘリックス束の片側の面の静電的な相互作用により脂質膜に結合することが基本である。*3
*1京都大学 吉田藍子 クラスリン依存的エンドサイトーシスにおける細胞膜形態変化のライブセルイメージングとその分子機構の解明: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/225752
*2細胞間の情報伝達に関わる細胞外微粒子の新たな形成機構を解明 ~細胞膜の突起の切断により生成、細胞の移動を速める~|奈良先端科学技術大学院大学: http://www.naist.jp/pressrelease/2021/03/007732.html
*3公益社団法人 日本生化学会 みにれびゅう BARドメインと細胞膜の相互作用: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/05/84-01-04.pdf
*2細胞間の情報伝達に関わる細胞外微粒子の新たな形成機構を解明 ~細胞膜の突起の切断により生成、細胞の移動を速める~|奈良先端科学技術大学院大学: http://www.naist.jp/pressrelease/2021/03/007732.html
*3公益社団法人 日本生化学会 みにれびゅう BARドメインと細胞膜の相互作用: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/05/84-01-04.pdf
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このページの最終更新日時: 2021-03-26 (金) 07:02:41