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BRCA1と同様に、遺伝性の乳がんなどの原因となる遺伝子。*1
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乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。診断できる最小の大きさは1cmで、1cmの乳がんが2cmにまで増殖には2年程度を要する。2年に1度のマンモグラフィーによる検診が推奨されている。乳房のしこりを確認する触診や超音波検査も利用される。45歳未満の女性約80万人のデータの解析によると、BMIが22kg/m2以上であると乳がんにかかるリスクが低いことが報告されている。乳がん細胞の種類…
がんの原因遺伝子として知られるタンパク質。これらの遺伝子に病気の原因となる遺伝的バリアント(病的バリアント)が存在すると、乳がんは約10倍、卵巣がんは数十倍発症しやすくなるとされる。変異は乳がん、卵巣がん、前立腺がん、膵がん、胃がん、食道がん、胆道がんなど複数のがんのリスクを高めることが報告されている。PARP阻害剤による治療が有効とされる。-BRCA1-BRCA2タグ:
がん抑制遺伝子のひとつ。乳がん感受性遺伝子Ⅰ。この遺伝子の変異によって、男性には若年性前立腺がんや男性乳がん、女性では乳がんや卵巣がんなどが発症するとされる。転写因子ATF1の転写活性化能を促進し、細胞生存能を上昇させる。また、PARP阻害薬やプラチナ系抗がん薬への耐性化を引き起こす。タグ:
卵巣のがん。BRCA1およびBRCA2の遺伝子変異によって起こりやすい(HBOC)。無症状であることが多く発見が難しい。発見された際には進行している場合が多い。死亡率も高い。
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。当初は、親から子に伝わる粒子様の因子に対して付けられた名前であったが、後にそれが現在は染色体と呼ばれるものであり、その染色体の本体が2本のDNAの核酸塩基が繋がってできる二重螺旋構造であることが明らかとなった。したがって、物質として遺伝子という場合は「染色体」を、遺伝情報を伝えるものとしていう場合は「DNAによる塩基配列」を指す。遺伝子は、タンパク質のアミノ酸配列を規定する領域と、その…
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