最近更新された用語
関連する用語
獲得免疫の中心的な働きをするT細胞。胸腺で作られ全身を循環する。ヘルパーT細胞は、CD4だけを細胞表面マーカーとして持つため、CD4+T細胞やCD4陽性T細胞とも呼ばれる。Th細胞とも表記される。ヘルパーT細胞は、末梢組織に出てきた段階では機能が未確定(ナイーブヘルパーT細胞)で、リンパ節で樹状細胞からの抗原提示を受けて初めて応答性が決定する。細胞表面のTCRによって抗原提示細胞が持つMHCクラスⅡ分子に挟み込まれたペプチドを認識して結合する。抗原提示細胞から抗原の情報を受け…
HVEMと相互作用してCD4陽性T細胞に抑制シグナルを伝達する副刺激分子。末梢血NK細胞にも発現し、その活性化に関わる。ホモ多量体を形成してMHCクラスⅠ分子を認識する。
ヘルパーT細胞や樹状細胞の細胞膜を貫通して存在する糖タンパク質。MHCクラスⅡ分子に結合する。これを細胞表面に持つT細胞はCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)と呼ばれる。MHCクラスⅡ分子β鎖のβ2ドメインのよく保存されたループ構造と特異的に結合することにより、CD4陽性T細胞と抗原提示細胞との間の接着を高めると同時に、細胞質部分に結合するLCKを活性化してT細胞に活性化シグナルを伝達する。
外来抗原を処理し、MHCクラスⅡ分子によってCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)に対して抗原提示を行う抗原提示細胞のこと。ほぼ全ての細胞がMHCクラスⅠ分子による抗原提示を行うことから、それらと区別するために用いられる呼称。単に抗原提示細胞と言うと主にこのプロフェッショナル抗原提示細胞を指す。-樹状細胞-マクロファージ-B細胞
マクロファージや樹状細胞などの単核食細胞に特異的に発現するリソソーム酵素。システインプロテアーゼの一種。神経障害性疼痛の慢性化に、脾臓における樹状細胞が持つカテプシンSの働きによる抗原特異的なCD4陽性T細胞の活性化が関わることが報告されている。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。