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副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを参照。
関連する用語
肉体や精神にかかる負荷のこと。人間がストレスを受けると、それに対するストレス反応が中枢神経系や身体の各部位で発生する。例えば、脈拍が速くなり血圧が上がるなどである。過度のストレスによって生活習慣病の発症率の増加が確認されており社会問題となっている。胃潰瘍などの疾患や、脳への様々な悪影響が確認されている。動物に共通する代表的なストレス反応は「視床下部-下垂体-副腎皮質ストレス反応系(HPA軸)」と呼ばれ、身体的・心理的ストレスを受けた場合は、この反応によって副腎皮質ホルモンが分…
脳幹(延髄)に存在する神経核。孤束核の内側部の細胞は多数のニューロペプチド(エンケファリン、ソマトスタチン、サブスタンスP、コレシストキニンなど)を持つ。味覚の情報伝達における中継地点となる。孤束核のGLP-1産生細胞は室傍核に投射している。これによってCRHやネスファチン、オキシトシンなどを産生する細胞を活性化することで摂食を抑制していることが示唆されている。迷走神経の求心線維は孤束核で終わる。嚥下などの反射に関する情報の処理に関わる。腹部迷走神経からの入力による嘔吐は孤束…
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの受容体のひとつ。正中縫線核のCRH受容体2が恐怖の発現に必要とされる。アストレシン2Bによって阻害される。心不全の心臓に高発現することが知られている。CRH以外のリガンドとしてウロコルチンが確認されている。
副腎皮質刺激ホルモンの分泌を調節するホルモン。コルチコトロピン放出ホルモンやコルチコトロピン遊離因子(CRF)とも呼ばれる。視床下部にある室傍核のCRH分泌細胞から分泌される。ストレスによって分泌量が増加することが確認されている。PTSD患者の脳脊髄液中において濃度が高いという報告がある。セロトニン作動性神経の活動を制御する。副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの受容体は二種類が確認されている。-CRH受容体1-CRH受容体2
グルココルチコイドのひとつ。もうひとつのグルココルチコイドであるコルチゾンの11位のケトン基がヒドロキシ化された構造を持つためヒドロコルチゾンとも呼ばれる。起床時に多く分泌され、就寝時には分泌量が減少する。ストレスによって分泌量が増加するストレスホルモンでもある。血圧を上昇させる。セロトニンを減少させる作用を持つ。ストレス(精神的・肉体的ストレスの他、飢餓、寒冷、外傷など)にさらされると、視床下部室傍核の CRH 分泌が増加し、それにより下垂体からの ACTH 分泌が増加し、…
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