CTLA-4(cytotoxic T-lymphocyte associated antigen 4) †
T細胞の細胞表面に存在し、その機能の抑制に関わる受容体。免疫チェックポイントのひとつ。
活性化したキラーT細胞はCTLA-4で受け取るシグナル(リガンド)によって過剰な反応を抑制する。
がん細胞のなかには、CTLA-4に結合するリガンドを発現してT細胞からの攻撃を免れるものがあるため、抗CTLA-4抗体はキラーT細胞の抑制を阻害してがんに対する攻撃を行わせる治療薬として使用される。
また、制御性T細胞の働きを抑制する作用ももつ。
投与された抗体がキラーT細胞表面のこれらの分子に結合することで、リガンドが結合できなくなり、T細胞は抑制を受けることなく、がん細胞に立ち向かうことができるようになる。...
また、制御性T細胞の働きを抑制することでも、キラーT細胞の機能を解放してがんに立ち向かわせることができる。例えば、抗-CTLA-4抗体には制御性T細胞に対する抑制作用もあり、その結果キラーT細胞を抑制から解放するという面もある。*1
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このページの最終更新日時: 2018-01-22 (月) 09:54:51