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ケモカイン受容体のひとつ。好中球や単球(マクロファージ)に発現する。*1
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自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
白血球のひとつ。好中球の細胞核が分葉しているのに対して、一個の細胞核を持つため単球と呼ばれる。大きさは12〜20μmでクローバーのような形をしている。末梢血の白血球の3〜6%を占める。骨髄のcMoP(共通単球前駆細胞)で作られ、血液からがんや炎症の起きた組織に入り、マクロファージや樹状細胞に分化する免疫細胞。血液中での移動性が高く、異常が起こった部位に好中球の次に到達して病原体を貪食する。貪食された病原体はペルオキシダーゼなどの酵素によって殺菌される。分化を行う場所となる組織…
白血球のひとつ。中性色素によって染色される顆粒を多く持つため好中球と呼ばれる。成熟すると複数の細胞核を持つ分葉核好中球となるため、多核白血球とも。以前はミクロファージとも呼ばれていた。白血球全体の50〜70%を占める。骨髄中で約10日かけて成熟して血液中に入る。寿命は4〜5日程度。大きさは10μm程度。好中球の働きは、血管から血管外に遊走して病原体などの異物を貪食することである。好中球に捉えられた異物は細胞内の消化酵素によって分解され、さらに活性酸素によって殺菌される。異物を…
ケモカインをリガンドとする受容体。ヒトには現在までに19個のケモカイン受容体の存在が報告されてる。血球には複数種類のケモカイン受容体が発現する。単球/マクロファージには, CCケモカインに対するレセプターであるCCR1・CCR2・CCR5・CCR8, CXCケモカインに対するレセプターであるCXCR1・CXCR2・CXCR4と, CX3CL1に対するレセプターであるCX3CR1が発現していることが報告されている。-CCR(11種類)--CCR1--CCR2--CCR3--CC…
主に遺伝子発現のことを指す。
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