健康用語WEB事典

CaMKⅡ(Ca2+/calmodulin-dependent protein kinase II)

Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼⅡ。

神経細胞に豊富に存在し、様々なタンパク質リン酸化するプロテインキナーゼとして働く。*1

メマンチンATP感受性カリウムチャネルの阻害によって興奮性神経伝達を促進し、シナプス後部でのカルシウムイオン濃度を上昇させることでCaMKⅡを活性化し、認知と記憶を改善することが報告されている。*2

CaMKⅡのサブタイプ*3

これらのサブユニットが12量体を形成する。

タグ: カルシウム カルモジュリン プロテインキナーゼ 酵素 メマンチン 神経 リン酸化

*1生理学研究所 基盤神経科学研究領域 神経シグナル研究部門 神経活動におけるCa2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼIIの役割: http://www.nips.ac.jp/huinfo/research/ej_Res05.htm
*2東北大学大学院薬学研究科 メマンチンは脳インスリンシグナルを改善する アルツハイマー病の糖尿病仮説の実証: http://www.pharm.tohoku.ac.jp/info/file/20161104.pdf
*3睡眠に関わるたんぱく質リン酸化酵素の働きを解明 入眠の促進と目覚めの抑制を異なる状態で制御: https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400197983.pdf

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このページの最終更新日時: 2022-10-06 (木) 22:36:32