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哺乳類の母が分泌する乳幼児の栄養源。乳汁とも。牛の母乳を特に牛乳と呼ぶ。母乳の分泌にはプロラクチンやオキシトシンなどが関わる。含まれる代表的なタンパク質は多い順にカゼイン、ラクトアルブミン、ラクトフェリン。ヒトの母乳にはDHAやリノール酸、オレイン酸などの脂肪酸が含まれるが、これらはUGT1A1を阻害するため、UGT1A1の働きが弱い新生児の母乳性黄疸の原因となることが報告されている。低級脂肪酸をほとんど含まず、牛乳よりもリノール酸を多く含む。また、新生児の免疫に重要である抗…
脂肪酸としてドコサヘキサエン酸(DHA)を持つリゾホスファチジン酸(LPA)。うつ病および統合失調症患者において、健常者と比較してLPA-DHAが特異的かつ有意に低下していることが報告されている。前駆体はリゾホスファチジルコリンと結合したDHA(LPC-DHA)であり、これが血液脳関門を通り脳内に取り込まれた後、合成酵素(ATX)によってLPA-DHAに代謝される。タグ:
亜麻の種子である亜麻仁から得られる植物油。フラックスシードオイルとも。DHAやEPA、α-リノレン酸などのn-3系脂肪酸を多く含む。脂肪酸はα-リノレン酸が60%、オレイン酸が16%、リノール酸が14%と、エゴマ油に似た組成である。ビタミンKもわずかに含まれる。マウスの実験において、アレルギー性結膜炎の結膜中の炎症性脂質メディエーターを減少させ、症状を改善させることが確認されている。タグ:
アルテミシニンの活性代謝物。アルテニモルとも。アルテメテルと同様に肝薬物代謝酵素(CYPs)誘導作用が報告されている。
分子構造に2個以上の不飽和結合(二重結合)を含む脂肪酸。PUFAとも。多価不飽和脂肪酸のうち、リノール酸とα-リノレン酸は体内で合成できないため必須脂肪酸である。-リノール酸(二価、必須)-α-リノレン酸(三価、必須)-γ-リノレン酸(三価)-ジホモ-γ-リノレン酸(三価)-アラキドン酸(四価)-エイコサペンタエン酸(EPA)(五価)-ドコサヘキサエン酸(DHA)(六価)リン脂質と結合した状態のDHAやEPAは吸収率が高いことが報告されている。これはホタテガイなどに含まれるこ…
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