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自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
BP180(ⅩⅦ型コラーゲン)またはそれを発現する遺伝子のこと。細胞と基底膜を繋ぐヘミデスモソームを構成する分子の一つ。細胞膜に存在し、細胞外領域はタンパク質分解酵素によって切断を受ける。表皮幹細胞の維持に必須であり、EGF受容体の活性化が、COL17A1の量を増加させることが報告されている。EGF受容体が活性化するとタンパク質分解酵素であるTIMP1の活性を阻害するタンパク質の発現が誘導されて、細胞膜にあるCOL17A1が分解されずに安定化する。タグ:
組織メタロプロテアーゼ阻害因子のひとつ。COL17A1の分解の抑制に関わるタンパク質分解酵素。表皮幹細胞においてEGF受容体シグナルの活性化によって細胞外に分泌される。タグ:
血管新生促進因子のひとつ。上皮成長因子受容体のリガンドとなる。表皮増殖因子とも。上皮成長因子とその受容体の結合を阻害すると皮膚に障害が起こる。がん細胞は上皮成長因子を利用するため、その阻害薬が抗がん剤として使用されるが、皮膚障害が副作用として現れる場合がある。EGFによる刺激によって表皮幹細胞の運動能力や増殖能力が増加することが確認されている。また、加齢によって皮膚再生時のEGF受容体シグナル活性の低下が起こることが報告されている。タグ:
LDLの細胞内への取り込みに関わる受容体。細胞表層タンパク質のひとつ。LDL受容体の立体構造形成に問題が生じると、高コレステロール血症や脳梗塞、心筋梗塞などの疾患の原因となる。ジスルフィド結合は、7個のRドメインと3個のEGFドメインの各々に3本ずつ存在する。LDLRは、血中に含まれるLDLコレステロールを、エンドサイトーシスを通じて細胞内に取り込む受容体タンパク質です。エンドサイトーシスの後LDLと解離したLDLRは、再び細胞表面へ運ばれて再利用されます。タグ:
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