健康用語WEB事典

ERp44(endoplasmic reticulum protein 44)

分泌タンパク質の品質を監視するシャペロンタンパク質小胞体に存在し、酸化還元により活性制御を受ける。

細胞内でのERp44の正常な機能には、亜鉛イオン細胞ゴルジ体に局在する亜鉛トランスポーターによってゴルジ体中に取り込まれ、ERp44に一時的に結合することが必要であると報告されている。*1

プロテインジスルフィドイソメラーゼのひとつであり、インスリン生合成に関わるとされる。*2

分子間のジスルフィド結合を介してアディポネクチン抗体多量体形成、酸化還元酵素細胞外への分泌などを制御していることが知られている。また、小胞体内腔に存在するERp44ERAP1細胞内外における局在を調節することでアンジオテンシン濃度を制御し、血圧を調節することが示唆されている。*3

敗血症の発症時に起こる急激な血圧低下時には、ERp44ERAP1の結合が増加して血圧低下を抑制する。

タグ: シャペロン タンパク質 酵素 血圧

*1細胞内の亜鉛の新しい生理的役割が明らかに 亜鉛とシャペロンタンパク質ERp44による新しいタンパク質品質管理機構の仕組みを解明|Graduate School of Life Science Tohoku University: https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/en/research/results/detail---id-48447.html
*2IRE1–XBP1 pathway regulates oxidative proinsulin folding in pancreatic β cells | Journal of Cell Biology | Rockefeller University Press: https://rupress.org/jcb/article/217/4/1287/39202/IRE1-XBP1-pathway-regulates-oxidative-proinsulin
*3小胞体内腔タンパク質が血圧制御に重要な役割を果たす | 理化学研究所: https://www.riken.jp/press/2015/20150508_1/

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このページの最終更新日時: 2020-11-06 (金) 09:36:21