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好塩基球やマスト細胞が細胞表面に発現するIgEの受容体。高親和性IgE受容体とも。*1
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難治性喘息や特発性の慢性蕁麻疹に対する抗IgEモノクローナル抗体。商品名はゾレア。モノクローナル抗体がIgEに結合することで、IgEが肥満細胞や好塩基球の高親和性IgE受容体(FcεRⅠ)に結合することを防ぐ。これによって肥満細胞によるアレルギーを起こす物質(炎症メディエーター)の放出を防ぐ。好酸球性中耳炎の臨床症状を軽減し、かつ骨導レベルを保つ作用が報告されている。タグ:
種々のサイトカイン(ヒスタミンなど)を分泌することにより免疫反応の調節を行う血球系細胞。肥満細胞とも呼ばれる。この「肥満」は、ヒスタミンやプロテアーゼ、ヘパリンなどを充満させた顆粒を大量に持っていることから名付けられている。血管が分布する組織のほぼ全てに存在する。肥満細胞は免疫反応やアレルギー反応を担う細胞であり、皮膚や粘膜など全身に広く分布しています。たくさんの顆粒(物質を溜め込む袋)を細胞内に持っており、この顆粒内にはさまざまな化学物質が蓄積されています。マスト細胞の表面…
IgEのFc領域をリガンドとする受容体(Fc受容体)。-FcεRⅠ-FcεRⅡ
FcεRⅠを介したマスト細胞活性化を減らすアダプター分子。IgEに依存する刺激を受けた際にアレルギー炎症反応(好塩基球活性化応答)を増強させる細胞内タンパク質。前立腺がん細胞表面の上皮成長因子受容体(EGFR)のタンパク質量を調節し、前立腺がん細胞の増殖を誘導する。
主に遺伝子発現のことを指す。
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