GABA受容体(GABA receptor)

抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸GABA)をリガンドとする受容体

GABAA受容体(GABAA receptor)

直接塩素チャネルと連結するGABA受容体。主な抑制性シナプス伝達を担っている。の広範囲に分布し、様々な機能に関与することが知られている。*1*2*3

5つのサブユニットから構成されるイオンチャネルであり、その伝達速度は速い。γ-アミノ酪酸が結合すると、開いて塩化物イオンを通す。

GABAA受容体は,脳幹毛様体辺縁系海馬小脳脊髄大脳皮質辺縁系など広範囲に存在し,種々の生理機能に関与することから睡眠誘発作用だけでなく,弛緩作用,前向性健忘反跳性不眠依存性などの種々の有害作用を惹起する.また,誘発される睡眠は,鎮静型睡眠?と呼ばれ自然睡眠とは異なる.*4

GABAB受容体(GABAB receptor)

Gタンパク質を経てカリウムチャネルカルシウムチャネルに作用を及ぼすGABA受容体神経の活性化の抑制に加え、自己受容体としてγ-アミノ酪酸GABA)の放出を調節している。*5*6*7

GABAが結合するとノルアドレナリンの放出が抑制され、これが血圧の上昇を抑制する。*8

*1KAKEN — 研究課題をさがす | ノックアウトマウスによるGABA受容体遺伝子機能の解析 (KAKENHI-PROJECT-08671625): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-08671625/
*22つのシグナル物質の使い分けによる正反対の神経制御 | 理化学研究所: http://www.riken.jp/pr/press/2015/20151218_2/
*3島皮質における口腔感覚情報の統合的理解 エビデンスに基づいた治療法の開発に向けて 小林真之 日本大学歯学部薬理学講座 日本大学歯学部総合歯学研究所顎口腔機能研究部門: http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/nusdj/zasshi/92-2/%EF%BD%9057-60.pdf
*4不眠症治療薬とQOL:MT1/MT2受容体作動薬 ラメルテオンの研究開発 宮本政臣: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/131/1/131_1_16/_pdf
*5KAKEN — 研究課題をさがす | ノックアウトマウスによるGABA受容体遺伝子機能の解析 (KAKENHI-PROJECT-08671625): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-08671625/
*6国立大学法人 筑波大学 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 攻撃行動の強度を制御する脳領域の神経伝達物質を特定 背側縫線核のグルタミン酸入力が攻撃行動のレベルを決定している: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/4479e92118b001a2a0de5c36fec03ca5.pdf
*7島皮質における口腔感覚情報の統合的理解 エビデンスに基づいた治療法の開発に向けて 小林真之 日本大学歯学部薬理学講座 日本大学歯学部総合歯学研究所顎口腔機能研究部門: http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/nusdj/zasshi/92-2/%EF%BD%9057-60.pdf
*8日本補完代替医療学会誌 特定保健用食品「血圧が高めの方に適する」表示をした食品について: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/5/1/5_1_37/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2019-11-10 (日) 10:34:47