健康用語WEB事典

GFAT(glutamine:fructose-6-phosphate aminotransferase)

ヘキソサミン経路における、フルクトース-6-リン酸からグルコサミン-6-リン酸を生成する反応を触媒する律速酵素L-グルタミン:D-フルクトース-6-リン酸アミドトランスフェラーゼとも。*1

ヤマウルシ樹皮の成分である加水分解性タンニンによって阻害される。*2

GFATは原核生物真核生物のどちらのものも、N末端側のグルタミン結合ドメインヒドロラーゼ)とC末端側のフルクトース-6-リン酸結合ドメインイソメラーゼ)を持つが、真核生物のものだけにこの2つのドメイン間に約70〜90個のアミノ酸からなるヒンジ領域が存在し、この領域のアミノ酸配列は生物種で大きく異なっていることが知られている。

このヒンジ領域は酵素活性のアロステリック調節に関与すると考えられている。

*1糖毒性・脂肪毒性とインスリン抵抗性 卯木智 前川聡: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/49/11/49_11_853/_pdf
*2富山大学学術情報リポジトリ 加水分解性タンニン, 真核生物型GFAT, ヤマウルシ樹皮, 糖尿病: https://toyama.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2883&item_no=1&page_id=32&block_id=36

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このページの最終更新日時: 2019-12-10 (火) 17:15:54