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細胞膜やゴルジ体、エクソソームなどに分布するGタンパク質共役型受容体。*1
関連する用語
膜小胞の一種。大きさは50〜100nm。エキソソームとも呼ばれる。後期エンドソームで産生され、後期エンドソームが細胞膜と融合することにより細胞外に放出される。タンパク質やmRNA、miRNAなどの核酸を細胞外の他の細胞などへ渡すために利用される。スフィンゴシン-1-リン酸はエクソソーム内に物質を運ぶ役割を持つ。細胞の分化や老化、免疫系の制御などに関わるとされる。がん細胞から放出されるエクソソームが、がんの悪性化や転移に深く関わっていることが知られておりバイオマーカーとしての有…
細胞小器官のひとつ。発見者であるイタリア人病理学者のカミッロ・ゴルジ(1843-1926)から、その名が付けられた。ゴルジ装置やゴルジ複合体とも呼ばれる。ゴルジ体はリボソームが細胞内で作るタンパク質を加工して細胞外に分泌する役割を持つ。複数の嚢(槽)と呼ばれる扁平な袋が積み重なった構造をしている。小胞体で運ばれてくるタンパク質の入り口となる部分をシス嚢(シス槽)、出口をトランス嚢(トランス槽)、これらの間をメディアル嚢(メディアル槽)と呼ぶ。メディアル嚢やトランス嚢は、シス嚢…
三量体Gタンパク質と共役する受容体。複数の酵素の活性やセカンドメッセンジャーに影響する。全遺伝子の約5%に相当し、中でも最も多いのは嗅覚受容体。代謝型受容体(メタボトロピック受容体)とも。7本のαヘリックスが生体膜を貫く構造を持つため、7回膜貫通型受容体とも呼ばれる。細胞外からの情報を受け取るタンパク質は受容体と呼ばれ、その中でもGPCRと呼ばれる一群の受容体が最も重要な役割を担うことがわかっています。GPCRは全タンパク質の中で最大の遺伝子ファミリーを形成しており、ヒトゲノ…
細胞質に存在するスフィンゴミエリンシンターゼ。セラミドとホスファチジルコリンからスフィンゴミエリンを合成する。GPRC5BはSMS2の発現を増大させることでSMS2のリン酸化を促進し、インスリン抵抗性が誘導されることが報告されている。
炭素数16の飽和脂肪酸。生体内に最も多く存在する。パルミトイルCoAに変換され、7回のβ酸化によって8分子のアセチルCoAと7分子のFADH2、7分子のNADHが生成される。これらから最終的には106分子のATPが得られる(129分子とする文献もある)。7分子のNADHおよびFADH2と、8分子のアセチルCoAが作られます。アセチルCoAはさらにクエン酸回路に入り、NADH、FADH2、GTPが生成されます。これらが電子伝達系を経て生成されるATPは、最終的に131分子となり…
参考文献一覧
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