GTF-B(glucosyltransferase B) †
ミュータンス菌が持つ、菌体に結合する非水溶性のグルカンを生成するグルコシルトランスフェラーゼ。
これによってミュータンス菌は付着を強化し、周辺の細菌を巻き込み口腔バイオフィルムであるプラークを形成する。*1
デンタルプラークの主たる構成要素となる不溶性グルカンを合成する酵素で,その作用を抑制することは S. mutans の歯面への定着を阻害することから,抗齲蝕ワクチン開発の際の有望な標的として期待され,成功したという数多くの報告がされている。しかし実際には臨床応用されているものは残念ながら存在していないのも現状である。*2
*1
*2Streptococcus mutans グルコシルトランスフェラーゼ B の抗原部位の解析と抗齲蝕ワクチン開発への展望 星野倫範 2013: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspd/51/3/51_317/_pdf
*2Streptococcus mutans グルコシルトランスフェラーゼ B の抗原部位の解析と抗齲蝕ワクチン開発への展望 星野倫範 2013: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspd/51/3/51_317/_pdf
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このページの最終更新日時: 2018-09-11 (火) 09:15:05