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Ⅰ型インターフェロン受容体のサブユニット。チロシンキナーゼ2と結合する。*1
関連する用語
JAKファミリーに属する非受容体型チロシンキナーゼ。サイトカイン(IL-12、IL-23、IFN-αなど)の受容体に会合し、それらの受容体下流の細胞内シグナル伝達活性化を仲介し、T細胞やNK細胞の働きに関与する。主にTh1細胞やTh17細胞の分化にかかわるサイトカイン受容体に作用する。TYK2が関わるサイトカインシグナルの伝達異常が免疫不全症の原因になることが報告されている。さらに、このタンパク質のアミノ酸置換を伴う一塩基多型が、全身性エリテマトーデスや多発性硬化症、一型糖尿…
Ⅰ型インターフェロンをリガンドとする受容体。IFNAR1とIFNAR2の2つのサブユニットからなる。この受容体の活性化によって、JAK-STAT経路でSTAT1とSTAT2がチロシンリン酸化を受ける。STAT1、STAT2およびIRF9がISGF3というヘテロ三量体を形成し、これがISREと呼ばれる遺伝子領域に結合して様々なインターフェロン誘導性遺伝子の発現誘導を行う。
インターフェロンの分類のひとつ。ウイルスの感染時には大量に産生され、そのウイルスを排除するために働く。恒常的に僅かな量が体内に存在する。この常に僅かに分泌されるⅠ型インターフェロンは腫瘍を抑える働きを持つことが示唆されている。TLRやRLRによって活性化される転写因子であるIRF-3とIRF-7によって誘導され、様々な抗ウイルス因子の発現を誘導する。また、ウイルス感染細胞を排除するNK細胞を活性化する。CD40、CD80、CD86といった共刺激分子やMHCの発現を誘導し、樹状…
細胞表面(多くは細胞膜上)に存在し、ホルモンなどと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に膜タンパク質。レセプターやリセプターとも呼ばれる。受容体に結合できる分子のことをリガンドと呼ぶ。受容体に結合したリガンド自体は細胞内に入らないが、その細胞では様々な変化が引き起こされる。受容体とは、ホルモンや神経伝達物質などの特定の物質(リガンド)と結びついて細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激をキャッチし、細胞の内部に伝える最初の砦のような役割を持…
タンパク質が集まってできた複合体の中の構成単位。タンパク質を構成するポリペプチド鎖の一つひとつを指す。サブユニットの集まり方をタンパク質の四次構造と呼ぶ。タンパク質には、複数の鎖(ひとつひとつをサブユニットとよびます)が会合してひとつの分子を形作っているものがあります。たとえば、赤血球のなかにあって酸素の運搬をしているタンパク質ヘモグロビンは、四つのサブユニットからできています。... すなわち、四つのポリペプチドが会合してひとつの分子をつくり、酸素を効率よく結合解離させる機…
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