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インターロイキンのひとつ。インターロイキン-1β。シグナルペプチドを持たない炎症性サイトカイン。*1
関連する用語
PPARのひとつ。肝臓や心臓、消化管などに多く脂質代謝に密接に関わっている。RXRαと二量体を形成する。細胞周期やミトコンドリアにおけるβ酸化に関わる。フィブラート系薬剤はPPARαの活性化を介してβ酸化を著明に亢進させる。PPARαの機能不全が統合失調症に似た行動変化および組織学的変化を引き起こすことが報告されている。また、NF-κBを競合阻害することにより、TNF-α、IL-1β、ICAM-1などの発現を抑制する。タグ:
プリン体の代謝によってできる尿酸が関節内に過剰に蓄積される事で起こる激痛を伴う症状。かつては帝王病や贅沢病と呼ばれた。圧倒的に男性に多く起こる。発生部位は足の親指の付け根が最も多い。足首や膝にも生じる。尿酸は針のように尖った結晶をつくり、これが関節内にたまると処理をすべく白血球やマクロファージが集まって貪食し、炎症反応を起こす。尿酸塩結晶に反応したNALP3インフラマソームがIL-1βを産生し、滑膜のケモカイン産生を促進する。これによって好中球などが関節腔に集まり痛風が起こる…
パターン認識受容体のひとつであるデクチン。マクロファージや樹状細胞、好中球などの自然免疫を担う細胞の細胞膜上に発現する、β-グルカンの受容体。大腸の免疫細胞に多い。マスト細胞での発現も確認されている。C型レクチンの一種であり、IL-1βやTNF、IL-17Fなどのサイトカインの発現を誘導する。マクロファージや樹状細胞において、細胞内領域のITAMによりSykを活性化し、炎症サイトカインや活性酸素の産生を促進することが知られている。カリニ肺炎の原因菌となるニューモシスチス・イロ…
炭素数12の飽和脂肪酸。融点は43.6℃で常温では固体。ヤシ油やココナッツ油、母乳に含まれる。腹腔マクロファージに対し、IL-1βやIL-6、MIFなどの産生を誘導する。
転写因子のひとつ。リウマチなどの自己免疫疾患やアレルギー、がんなどの疾患に関わるとされる。Toll様受容体やTNF受容体スーパーファミリーを介したシグナルによって活性化し、IL-1βやIL-18前駆体、NLRP3の発現量を高める。通常はIκBαやp100などのタンパク質と会合した不活性型で細胞質に存在しているが、Toll様受容体を介したリン酸化カスケードなどの活性化シグナルによってタンパク質が分解され、細胞核内に移行する。その後、特定の遺伝子に直接作用して転写を活性化するこ…
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