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IL-17Aと同様に、Th17細胞が主に産生するインターロイキン。*1
関連する用語
パターン認識受容体のひとつであるデクチン。マクロファージや樹状細胞、好中球などの自然免疫を担う細胞の細胞膜上に発現する、β-グルカンの受容体。大腸の免疫細胞に多い。マスト細胞での発現も確認されている。C型レクチンの一種であり、IL-1βやTNF、IL-17Fなどのサイトカインの発現を誘導する。マクロファージや樹状細胞において、細胞内領域のITAMによりSykを活性化し、炎症サイトカインや活性酸素の産生を促進することが知られている。カリニ肺炎の原因菌となるニューモシスチス・イロ…
尋常性乾癬や関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、掌蹠膿疱症の治療薬。抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体(ヒト抗体)。商品名はトレムフィア。IL-23によって活性化されるNK細胞やヘルパーT細胞などの細胞内シグナル伝達の抑制に加え、IL-17A、IL-17F、IL-22の分泌を抑制する作用を持つ。
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。好中球を遊走させるケモカイン、抗菌ペプチド、および他の炎症性サイトカインの発現を増強する。Th17細胞が欠損するとカンジダや黄色ブドウ球菌、溶連菌などに感染しやすくなる。乾癬などの自己免疫疾患では、逆に働きが過剰になっていることが知られている。上皮細胞や線維芽細胞に働きかけ、これらの機能によって好中球を活性化して細菌や真菌に対する免疫を行う。
免疫の調節やエネルギー代謝に関わるサイトカイン。マクロファージが出す炎症性サイトカインがIL-1、T細胞が産生するT細胞増殖因子がIL-2というように、発見された順に番号が付けられている。-IL-1--IL-1β-IL-2-IL-3-IL-4-IL-5-IL-6-IL-7-IL-8-IL-9-IL-10-IL-11-IL-12-IL-13-IL-15-IL-17A-IL-21-IL-22-IL-23-IL-33
インターロイキンのひとつ。以下の6つの遺伝子からなるファミリーを形成する。単にIL-17と言うとIL-17Aを指す場合がある。-IL-17A-IL-17B-IL-17C-IL-17D-IL-17E(IL-25)-IL-17FNKT細胞やTh17細胞によって産生されるTh17サイトカイン。1993年にマウスのT細胞ハイブリドーマからクローニングされ、当初はCTLA-8と名付けられた。NF-κBの活性化能やIL-6誘導能がある。
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