IP-10(interferon inducible protein 10) †
Th1細胞が産生するケモカインのひとつ。単球や活性化T細胞、NK細胞に発現するCXCR3のリガンドであり、これらを引き寄せる作用を持つ。
悪性腫瘍(特に造血器腫瘍)ではホジキン病や多発性骨髄腫にIP-10の発現が報告され、その機能としては抗アポトーシス効果や浸潤亢進に関与することが報告されている。*1
円形脱毛症では毛包周囲に炎症細胞浸潤が起こりIP-10の発現が亢進していることが報告されている。*2
*1鼻性NK/T細胞リンパ腫におけるIP-10の産生とそのオートクライン機序による浸潤因子としての役割: http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/oto/contents/gakui_yoshi/100325_moriai_s.pdf
*2浜松医科大学皮膚科学講座:研究: http://www2.hama-med.ac.jp/w1b/derm/research/index.html
*2浜松医科大学皮膚科学講座:研究: http://www2.hama-med.ac.jp/w1b/derm/research/index.html
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このページの最終更新日時: 2018-08-02 (木) 12:41:11