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IRE1のパラログのひとつ。哺乳類において小胞体ストレスに応答する。*1
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ひとつの窒素原子とひとつの酸素原子が結合した化合物。常温で気体。分子式は NO半減期は3〜6秒であり、すぐに硝酸イオンや亜硝酸イオンに変化する。水より脂に6倍溶けやすく、細胞膜内外を自由に移動できる。動脈血管を広げて血圧を下げる降圧作用があり、狭心症(狭心痛)や心筋梗塞の治療に利用される。この作用は血管平滑筋の細胞内にあるグアニル酸シクラーゼを活性化してcGMPの生成を促進することによる。体内では血管内皮細胞において、アルギニンから一酸化窒素合成酵素(NO合成酵素)の働きによ…
小胞体に異常を起こす原因となるストレスのこと。タンパク質の折り畳み(フォールディング)の際に発生する場合がある。これに対する防衛反応を小胞体ストレス応答と呼ぶ。タンパク質は mRNA から翻訳されアミノ酸のつながったものとして合成される。その後、細胞内の小胞体と呼ばれる場所で折り畳まれ、個々のタンパク特有の立体構造ができあがる。折り畳みがうまくいかなかったタンパクが小胞体でたまるようになると、小胞体に悪影響(ストレス)がかかることを小胞体ストレスと呼ぶ。小胞体ストレスが加わる…
遺伝子重複によってできた類似遺伝子。通常異なる機能を持つ。
小胞体ストレスに応じて活性化して、そのストレスに対する防御(分子シャペロンの遺伝子の転写を誘導するなど)を行うプロテインキナーゼ(1型膜タンパク質)。遺伝子ERN1によってコードされる。通常は分子シャペロンのBiPが結合してIRE1の活性を抑えているが、小胞体ストレスによってこの結合は解かれる。以下のパラログが存在する。-IRE1α-IRE1β
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