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Ia線維を参照。
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筋電図で観察される誘発筋電位のひとつ。脊髄運動ニューロンプール興奮性の程度を反映する。H波は、筋紡錘由来のIa群線維を刺激することにより、その興奮が脊髄に達し、同名筋を支配するα運動神経を興奮させることで生じる筋活動である。H波は、その出現経路と波形振幅より脊髄前角細胞の興奮性のひとつの指標として考えられている。
抑制性介在ニューロンが感覚神経求心性線維の神経終末に起こす抑制的制御。異名筋のIa群線維からの抑制性入力。伸張反射に影響を与える。伸筋の求心性線維が屈筋の求心性線維を抑制し、逆に屈筋の求心性線維が伸筋の求心性線維を抑制する。
A線維のひとつ。筋紡錘の錘内筋線維を支配する運動ニューロン。γ運動ニューロンの興奮は筋紡錘とIa線維を経てα運動ニューロンに伝わる。-動的γ運動ニューロン-静的γ運動ニューロンγ運動ニューロンへの求心路からの入力としては、Ia群線維、II群線維、III群線維は興奮性に、Ib群線維が抑制性に働くとされる。
骨格筋を引き伸ばすとその筋肉が収縮する反射。ほぼ全ての筋肉で見られるとされる。代表的な単シナプス反射。伸張された筋の筋紡錘に由来するIa群線維の活動がα運動ニューロンを興奮させ、その筋自身(同名筋)の収縮を起こす。筋の伸びる速度に反応するものを相動性伸張反射、筋の伸びの長さに対応するものを緊張性伸張反射と呼ぶ。また、伸張反射は動的伸張反射と静的伸張反射とに分けられる。
筋紡錘の中に存在する10~12本の筋線維。錘内筋線維とも。錘内筋への遠心性線維はγ運動ニューロンが主体。錘内筋の中央部は収縮せず、通常1本のIa群線維の終末が複数に分岐して螺旋状に分布している(一次終末)。さらに以下の種類に分けられる。-核袋線維--動的核袋線維--静的核袋線維-核鎖線維これらにはII群線維が散形終末を作る(二次終末)。
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