最近更新された用語
免疫グロブリン(抗体)が共通して持つドメイン。*1
関連する用語
形質細胞やBリンパ球(B細胞)が産生する、免疫に関わるタンパク質。エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた病原体や破損した細胞などを捉えて、それを排除する働きをする。γ-グロブリンに含まれるため免疫グロブリンとも呼ばれる。人体は、一度侵入してきた異物(抗原)に対して抗体を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるよう…
腸管リンパ組織のHEVに発現し、2つのIgドメインとムチンドメインを有する小分子。メモリーT細胞表面のα4β7インテグリンとIgドメインを介して結合し、これらリンパ球のホーミングに重要。
免疫グロブリンに特徴的なIgドメインを持つタンパク質のグループ(スーパーファミリー)。
B細胞や形質細胞が生産する糖タンパク質。抗体とも呼ばれる。γ-グロブリン分画に含まれる。Y字型のタンパク質で、Yの形の先端部分に病原体の抗原が結合する。抗原と1体1で結合して、それを無毒化する。出典: 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25どのクラスも、中央の2本の長いH鎖(重鎖)と、Y字の腕部分にある短いL鎖(軽鎖)が2本ずつの基本構造を持つ。抗原と結合する部分(Fab領域)は1つのVHと1つのVLで形成される。…
タンパク質のドメインとは、タンパク質の機能や構造によって分けられる単位のことである。完成したタンパク質構造中にはドメイン domain を認めることができる。タンパク質でいうドメインとは、他のタンパク質内にも共通して存在する普遍的な機能/構造の単位であり、タンパク質遺伝子を構成する進化してきた単位でもある。タンパク質以外については「領域」「部分」といった意味で使用される。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。