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c-JunのN末端のリン酸化を触媒するキナーゼ。
関連する用語
細胞外領域にフィブロネクチン様ドメインと糖鎖に富む領域を持つ受容体型チロシンホスファターゼ。リンパ球の表面に存在する分子で、抗原受容体を介するシグナル伝達において重要。T細胞抗原受容体を介したシグナル伝達に必須とされる。これを欠損したマウスでは、キラーT細胞やヘルパーT細胞の活性がほとんど認められなかったことが報告されている。CD45欠損症では抗体の産生は比較的保たれるが、これは個々の抗原受容体の機能は低下していてもB細胞が成熟する過程で細胞表面の抗原受容体の量を増加させるこ…
ペプチド(タンパク質)が持つ2つの末端のうち、アミノ基(-NH2)が存在する側のこと。アミノ末端とも呼ばれる。反対側のカルボキシル基が存在する側はC末端(カルボキシル末端)と呼ばれる。タグ:
ミトコンドリア外膜上の分子量約6万の膜タンパク質。MAVSやVISA、Cardifなどとも呼ばれる。RIG-I を介したシグナル伝達経路のアダプター分子として働き、最終的にはⅠ型インターフェロンや炎症性サイトカイン産生を誘引する。ペルオキシソームにも少量が確認されている。インターフェロンの産生や細胞死の誘導といった機能を介して抗ウイルス応答に貢献する。IPS-1の過剰発現によってIFN-β産生に必要な転写因子(IRF-3やp38/JNK)のリン酸化が上昇する。C型肝炎ウイルス…
ラクトバチルス属の乳酸菌のひとつ。古くから世界各地においてチーズおよび発酵乳のスターター菌として使用されてきた。一部のヨーグルト製品に含まれる。その一種(LH2171)がJNKシグナルを阻害して過剰なT細胞とB細胞の増殖を抑制し、関節リウマチの発症と症状の重篤化を顕著に抑制することが報告されている。また、ラクトバチルス・ヘルベティカスを含む乳酸菌飲料の摂取により、ヒトの記憶力や集中力などの改善作用が報告されている。ほとんどの乳酸菌では血圧降下作用が見られないのに対し、ラクトバ…
天然に存在するアントシアニジンのひとつ。青色を呈する色素。分子式は C15H11O7デルフィニウムやロベリア、サイネリア、リンドウなどの花の青色の色素。生合成にはフラボノイド-3’,5’-水酸化酵素が必要。デルフィニジンはp38の経路を介さずにERKおよびJNKの経路を介してAP-1の転写活性を阻害し、TPA誘発性細胞形質転換を抑制することが報告されている。
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