最近更新された用語
グルタミン酸のL体。
関連する用語
興奮性アミノ酸のひとつ。Gluとも表記される。中枢神経系において主要な興奮性神経伝達物質で、脳の70%の神経細胞が神経伝達物質として用いる。記憶や学習などに重要な役割を果たす。情報伝達の役割を終えたグルタミン酸は主にアストロサイトに取り込まれ、グルタミン合成酵素によりグルタミンに変換されてアストロサイト外に放出される。その後シナプス前終末に取り込まれてグルタミン酸に変換され、再度シナプス小胞に蓄えられる。一方、グルタミン酸が過剰に増えると、興奮毒性と呼ばれる神経細胞障害作用が…
必須アミノ酸のひとつ。ベンゼン環を持つアミノ酸(芳香族アミノ酸)。チロシンの前駆体。フェニルアラニンヒドロキシラーゼの触媒によってベンゼン環にヒドロキシ基が付加されチロシンとなる。さらにベンゼン環の3位と4位にヒドロキシ基が付加するとL-ドーパとなる。過剰摂取はアミノ酸の輸送を阻害し、ドーパミンやセロトニンの生成を阻害する。L-フェニルアラニンの生合成の最終段階は、フェニルピルビン酸とL-グルタミン酸(あるいはL-アスパラギン酸)との間のアミノ基転移反応によって行われる。
グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からなるトリペプチド。GSH(γ-Glu-Cys-Gly)とも表記される。特殊なペプチド結合であるγ-グルタミル結合を持ち、通常のプロテアーゼによる分解を受けない。薬物が排泄されやすいように水溶性にしたり、酵素の補因子として働いたり、タンパク質のジスルフィド結合の再配列や抗酸化などにも関与したりする。細胞内では還元型グルタチオンとして存在し、活性酸素の消去によって酸化型グルタチオンとなる。酸化型グルタチオンはグルタチオンレダク…
着色料として使用される青色の色素。青色1号とも呼ばれる。高濃度のブリリアントブルーFCFは神経細胞の生育を阻害することが報告されている。また、この阻害作用はL-グルタミン酸によって増強される。アルカリ性の溶液中で加熱することで分解される。
エナンチオマーのうち、光学的に左旋性である一方を指す。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。