健康用語WEB事典

LDH(lactate dehydrogenase)

血液検査の項目のひとつ。乳酸脱水素酵素乳酸デヒドロゲナーゼとも呼ばれる。

解糖系により生じるピルビン酸乳酸還元する反応を触媒するデヒドロゲナーゼ。この反応と同時にNADH酸化してNAD+を再生する。嫌気的な条件のもとでNAD+が枯渇するのを防ぐ働きを持つ。*1

LDHを含む組織は多く、この値だけではどの組織で障害が起きているかを特定することは難しい。したがって、他の検査項目と組み合わせが重要となる。

LDHはあらゆる組織に広く分布し、細胞の可溶性分画に存在する。LDH活性が血清中に増加するのは、いずれかの組織組織の損傷が存在しLDHが血清へ遊出(逸脱)していることを意味している。… その他の酵素と組み合わせた酵素プロファイル(LDH/AST比など)は有用であり、スクリーニングの基本検査に含まれる。*2

血清中の総LDH活性の上昇は、心、肝、などの各種疾患、悪性腫瘍白血病悪性貧血などに見られ、これらの疾患の診断、経過観察に参考になるが、特異性の低いのが欠点である。*3

LDHの種類*4

乳酸には鏡像異性体が存在するが、ひとつのLDHによって生成されるものはD体またはL体のどちらか一方のみであり、以下の2つに分けられる。

*1解糖系の調節,および解糖系→クエン酸回路への道: http://www.bio.tottori-u.ac.jp/~mizobata/15-Seika2-5-Glycolysis-2.htm
*2乳酸脱水素酵素, LD(lactate dehydrogenase) : https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/kouso/ld.htm
*3乳酸脱水素酵素アイソザイム, lactate dehydrogenase isozyme: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/kouso/ld_iso.htm
*4東京理科大学 理工学部 応用生物科学科 田口研究室 乳酸脱水素酵素とは?: https://www.rs.tus.ac.jp/m-nakajima/investigation.html

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このページの最終更新日時: 2019-05-07 (火) 13:13:19