健康用語WEB事典

LTR型レトロトランスポゾン(long terminal repeat retrotransposon)

レトロトランスポゾンの一種。レトロウイルスと非常に似た構造をもっている。

ヒトのゲノムの約8%、マウスのゲノムの約10%を占める。*1

レトロトランスポゾン細胞外に出て感染する能力はないが、ゲノム中に元の遺伝子を残しながらコピーが他の場所に入り込むため、ゲノム中に蓄積して行く。ゲノム解析の結果、哺乳類のゲノムの 1/3 はレトロトランスポゾン由来のDNAの残骸からなっていることが明らかになっている。*2

LTR型レトロトランスポゾンは、レトロウイルスの親戚のような配列です。レトロウイルスとの関連性もあり、その転移・増幅機構はよく研究されています。ヒトゲノムには、およそ45万コピー(ゲノムの8%)存在しますが、現在も転移する能力を持つ配列は存在していません。*3

*1Long terminal repeat retrotransposons of Mus musculus: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC395764/
*2ゲノム機能解析から見えてきた哺乳類進化-哺乳類の進化に関わるレトロトランスポゾン由来の遺伝子 Peg10 の発見-: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20051212/yougo.html
*3東工大 岡田研究室 -メカニズム班-: http://www.fais.or.jp/okada/okada-past/about_us/group/mechanism/mechanism_11.html

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:04:26