最近更新された用語
間葉細胞から上皮細胞への転換。EMTの逆の現象。*1
関連する用語
体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
がん遺伝子のMETに対する阻害剤のひとつ。非小細胞肺がんに対して用いられる。タグ:
高コレステロール血症の治療薬となるストロングスタチン。商品名はリバロ。METのシグナルを阻害することにより、ERKやAKTの活性を減弱化し、細胞増殖を抑制することによる抗がん作用を有することが報告されている。この作用の感受性はがん細胞におけるGGPS1の発現に依存する可能性が示唆されている。また、カプマチニブの併用によって、より強い細胞増殖抑制効果を示す。タグ:
敷石状に増殖する上皮細胞(epithelium)がその性質を失って、細胞間接着の弱い間葉細胞(mesenchyme)としての性質を新たに得る現象。炎症部分の創傷治癒やがんの転移に関わるとされる。上皮間葉転換とも。EMTとは逆の変化である、間葉細胞から上皮細胞への転換はMETと呼ばれる。上皮細胞が持つ細胞極性の消失、細胞間接着の減少、細胞の遊走や浸潤の亢進が起こる。EMTを起こした細胞は、抗がん剤に耐性となることが知られている。EMTを抑制するmiRNAとして miR-509-…
胎生初期に内胚葉と外胚葉の間に生じる細胞のうち、上皮細胞以外の中胚葉由来の細胞。間葉系幹細胞から分化した細胞。体内の筋肉や骨、血液を構成する細胞。体の表面を覆う上皮細胞と区別される。主にからだの表面(皮膚や内臓の表面など)を構成する上皮細胞
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。