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ミオシン軽鎖を参照。
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血管平滑筋の収縮や弛緩の制御に関わる酵素のひとつ。血管平滑筋がアンジオテンシンⅡなどの刺激に応答して起こる一連の反応によって活性化する。活性型MLCKがミオシン軽鎖(MLC)をリン酸化すると、ミオシン頭部に存在するMg2+-ATPaseのアクチンによる活性化が引き起こされる。この際にRhoキナーゼも活性化されてミオシン軽鎖ホスファターゼがリン酸化されて不活性化される。これによってミオシン軽鎖のリン酸化レベルが上昇し、血管平滑筋が収縮する。
血管の断面の円周方向に配列し、自律的に収縮・弛緩することによって血管径を制御する平滑筋。毛細血管には平滑筋がない。ノルアドレナリンが平滑筋のα受容体を刺激すると、カルシウムイオンチャネルが開き、細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇して血管が収縮する。交感神経性血管収縮神経の末端から放出されたノルアドレナリンは、αアドレナリン受容体に作用し、細胞質カルシウム濃度を上昇させ、Ca2+感受性を亢進させて、血管平滑筋を収縮させる。副交感神経性血管拡張神経から放出されたアセチルコリンは内…
低分子量Gタンパク質のひとつ。Rhoの活性化によって、その標的であるRhoキナーゼが活性化する。これによって血管平滑筋の収縮が起こる。収縮性血管作動物質の刺激により、G蛋白に共役した受容体を介して低分子量G蛋白質であるRhoが活性化され、その標的タンパクの一つであるRho-kinaseが活性化されます。活性化されたRho-kinaseは、MLCPhのミオシン結合サブユニット(MBS)をリン酸化することによりその活性を阻害します。その結果、MLCK/MLCPh活性のバランスが崩…
骨格筋や心筋に存在するミオシンのサブユニット。血液中にミオシン軽鎖が増加することは骨格筋や心筋の障害・壊死を意味する。ミオシン軽鎖キナーゼおよびミオシン軽鎖ホスファターゼによるリン酸化・脱リン酸化が血管平滑筋の収縮と弛緩を制御する。
骨格筋を構成するタンパク質のひとつ。ATPaseとしての酵素活性を持つ。アクチンと連携して働く。アクチンと合わせて筋肉のタンパク質の約50〜60%を占める。以下のサブユニットから構成される六量体。-ミオシン重鎖(MHC)×2-ミオシン軽鎖(MLC)×4ATPase活性とアクチン結合能をもつ領域はミオシン重鎖に存在する。
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