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1-メチル-4-フェニルピリジニウムを参照。
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MPTPが主に脳内のグリア細胞のミトコンドリア外膜に存在するMAO-Bによって酸化されて生じる有機化合物。神経毒性を有し、パーキンソン病を引き起こす。MPP+とも。線条体においてA9黒質-線条体ドーパミン神経の神経終末でドーパミン輸送タンパク質によって取り込まれる。シナプス小胞に取り込まれるとチロシン-3-モノオキシゲナーゼを阻害・失活させてドーパミンの合成を止める。細胞毒性はミトコンドリア内膜の電子伝達系(複合体Ⅰ)を阻害してATPの合成を阻害すると同時に活性酸素を生成して…
1980年頃発見された、黒質-線条体路ドーパミン作動性神経を選択的に破壊(変性脱落)する神経毒性を有する有機化合物。脂溶性のため容易に血液脳関門を通過して脳に移行する。MAO-Bによって酸化されるとMPP+になる。MPTP自体に毒性は無いが、代謝で生じたMPP+によってパーキンソン病が引き起こされる。パーキンソン病のモデル動物の作製に用いられる。ロテノンと同様にミトコンドリア機能を阻害する作用を持つ。
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