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造血幹細胞の分化によって生じる細胞のひとつ。ミエロイド系への分化能を失うことでT前駆細胞となる。*1
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T細胞にのみ分化できる前駆細胞。MT前駆細胞から作られる。
胎児の肝臓、生後は骨髄中に存在し、生体内の全ての血液細胞(主に赤血球、血小板、顆粒球、B細胞、T細胞)を生涯に渡って生産する組織幹細胞。造血幹細胞から1日に数千億個もの新しい血液細胞が生成される。体内では骨芽細胞と血管内皮細胞に接して存在する。造血幹細胞は、胎児期に大動脈周囲(AGM)で発生し、肝臓(胎児肝)で活発に増殖した後、CXCL12によって骨髄に移動、定着(ホーミング)し、細胞周期が遅い状態で維持され、すべての血球を産生し続けます。従来は、造血幹細胞がまず造血多能性前…
胸骨の裏に存在する、左右一対の両葉から構成される臓器。T細胞の前駆細胞から未成熟T細胞(DP胸腺細胞)を経てT細胞を作り出す。胸腺というのは、T細胞をつくり出すという仕事のためだけに準備されている臓器である。特定の細胞をつくり出すという仕事に特化した臓器というのは、胸腺以外にはない。... 骨髄中でMT前駆細胞からT前駆細胞になりかけた段階の前駆細胞が、血液に乗って胸腺に移動する。この前駆細胞は、胸腺皮質の上皮細胞からの作用を受けて、T細胞への分化を始める。... 前駆細胞が…
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
ある細胞が自己以外の種類の細胞に分化する能力。様々な種類の細胞に分化できる場合は多分化能と呼ぶ。受精卵はあらゆる細胞に分化できる性質を持ち、これを分化全能性と呼ぶ。
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