MT1-MMP †
がんに高発現するMT-MMP。自身が細胞外基質を分解する他、ゼラチナーゼAを活性化する作用を持つ。*1
MT-MMPの中でも膜型マトリックスメタロプロテアーゼ1(MT1-MMP)は、多くの腫瘍の細胞膜に過剰発現しており、細胞外基質の構成成分であるⅠ型コラーゲンの主要な分解酵素であること、がんの浸潤に寄与する遊離型MMP(MMP-2、MMP-13)を活性化すること、シグナル伝達経路の刺激により腫瘍細胞の遊走を促進することから、MT1-MMPの発現量は多くのがんにおいて、悪性度との相関が示されている。*2
*1KAKEN — 研究課題をさがす | 細胞浸潤に関わる細胞外マトリックス分解酵素の機能解析 (KAKENHI-PROJECT-10163217): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10163217/
*2近藤直哉 がんにおける膜型マトリックスメタロプロテアーゼ1のインビボ機能解析を目的とした核医学分子イメージングプローブ開発に関する研究: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/199493/2/gykkk00035.pdf
*2近藤直哉 がんにおける膜型マトリックスメタロプロテアーゼ1のインビボ機能解析を目的とした核医学分子イメージングプローブ開発に関する研究: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/199493/2/gykkk00035.pdf
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このページの最終更新日時: 2019-09-24 (火) 08:16:22