健康用語WEB事典

NF-κB(nuclear factor-kappa B)

転写因子のひとつ。リウマチなどの自己免疫疾患アレルギーがんなどの疾患に関わるとされる。

Toll様受容体TNF受容体スーパーファミリーを介したシグナルによって活性化し、IL-1βIL-18前駆体NLRP3発現量を高める。*1

通常はIκBαp100などのタンパク質会合した不活性型で細胞質に存在しているが、Toll様受容体を介したリン酸化カスケードなどの活性化シグナルによってタンパク質が分解され、細胞核内に移行する。その後、特定の遺伝子に直接作用して転写を活性化することでマクロファージの機能が発揮できるようになる。*2*3

NF-κBは1986年に、David BaltimoreらによりB細胞で選択的に発現する免疫グロブリンのκ軽鎖のエンハンサーに結合する転写因子として同定されました。NF-κBは免疫応答細胞の生存など多彩な生命現象に関与しており、リウマチアレルギー疾患、がんなどでその活性が亢進していることから、2013年3月現在、Pubmedで50,000以上の論文が検索されるように、非常にextensiveに研究されている転写因子です。*4

NF-κBの活性化経路

*1NLRP3インフラマソームと痛風関節炎 三澤拓馬 齊藤達哉 審良静男: https://www.jstage.jst.go.jp/article/gnam/39/1/39_1/_article/-char/ja/
*2エッセンシャル免疫学 第2版|MEDSi メディカル・サイエンス・インターナショナル: http://www.medsi.co.jp/e-meneki2/
*3広島大学大学院医歯薬学総合研究科創製医科学専攻探索医科学講座医化学研究室 研究内容紹介(鎌田グループ) ストレスに応答したNF-κBの活性化機構と細胞応答の解析: https://home.hiroshima-u.ac.jp/ikagaku/researches_kamata.html
*4NF-κBについて | 京都大学大学院 医学研究科 細胞機能制御学: http://mcp.med.kyoto-u.ac.jp/research/nf-about/

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このページの最終更新日時: 2019-11-14 (木) 10:56:21