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NFATのひとつ。酵母から脊椎動物まで保存されている。
4種のNFATとアミノ酸配列の相同性が低く、カルシニューリンの制御を受けないなど性質も異なっている。*1
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主として単細胞生物で、出芽または分裂により増殖する真菌の総称。酵母菌やイーストとも。大きさは直径5〜8μmのものが多く、大きいものでは幅10μm、長さ70μm程度の細長いものもある。一般に最適温度は32℃前後、最適pHは5~6程度の弱酸性。酵母の育成には水や炭素源(グルコースなどの糖類)、窒素源(アミノ酸やアンモニア)、無機物(リン、カリウム、鉄、硫黄、マグネシウム、カルシウム)、ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB6、イノシトール、パントテン酸、ビオチン)などが必要。酵母の増…
転写因子のファミリー。5つの転写因子が含まれる。カルシニューリンによって細胞質内の局在と転写活性が制御される。細胞核内に移行したNFATは他の転写因子と転写複合体を形成し、標的遺伝子のプロモーター領域に存在する特異的DNA配列と結合し、IL-2を始めとするサイトカインを含む多数の遺伝子の転写制御を行う。シクロスポリン、プログラフなどはカルシニューリンを介してこれの核内移行を抑制する。B細胞においてはIL-10の産生誘導に必須。-NFAT1-NFAT2-NFAT3-NFAT4-…
化学的にはアミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)とをもつ有機化合物の総称。タンパク質(ペプチド)を構成する要素となる。基本となる化学構造は以下の通り。示性式は H2N-CHR-COOHRの部分は側鎖と呼ばれ、アミノ酸ごとに異なる。タンパク質を食べると体内でアミノ酸に分解される。人体の約20%がアミノ酸で構成されている。アミノ酸は500以上の種類があるが、人間が必要とするアミノ酸は20種類あり、そのうちの9種類は必須アミノ酸である。アミノ酸は十分なエネルギーの存在下…
Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインホスファターゼのひとつ。酵母からヒトにいたる真核生物に普遍的に存在する。哺乳類の脳においてシナプス可塑性の制御に関与し、学習および記憶に重要とされる。全身に存在する。精子の正常な運動に必須であることが報告されている。シクロスポリンAおよびタクロリムスによって阻害される。RCAN1によるカルシニューリンの阻害がダウン症候群の原因のひとつと考えられている。-プロテインホスファターゼ2B(PP2B)
脊椎を持つ動物。
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