NKT細胞(natural killer T cell)

NK細胞が持つ受容体を持ちながら、T細胞T細胞抗原受容体TCR)を発現している免疫細胞。形態学的にはNK細胞に似た顆粒リンパ球NK細胞同様、自己MHCクラスⅠ分子を失った細胞のみを攻撃する。ナチュラルキラーT細胞とも。*1*2

NKT細胞は一種類のT細胞抗原受容体しか発現せず、認識できる抗原が少ない。樹状細胞が提示するスフィンゴ糖脂質を認識して活性化する。

NKT細胞はCD1d?に結合した糖脂質抗原を認識し活性化され、短時間に大量のTh1サイトカインIFN-γTNF-α)、Th2サイトカインIL-4IL-10)、Th17サイトカインIL-17)を産生する。これらのサイトカインによってヘルパーT細胞を活性化する働きも持つ。*3

NKT細胞はIL-17産生を介して、関節炎の病態に深く関与していることが報告されている。α-ガラクトシルセラミドα-GalCer)はNKT細胞に対する代表的な抗原であり、その構造の一部を変更することでNKT細胞から産生されるサイトカインが変化することが確認されている。

*1西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bg
*2技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25
*3筑波大学医学医療系 NKT細胞を介した関節炎制御に関する研究: http://www.md.tsukuba.ac.jp/clinical-med/rheumatology/NKT.html

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このページの最終更新日時: 2019-04-22 (月) 13:08:51