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NALP3を参照。
関連する用語
NLRP3インフラマソームの活性化を抑制することで痛風を予防および治療するアルカロイド。グロリオサやイヌサフランに含まれるアルカロイドであり、ヤマイモやギョウジャニンニクと見間違えられて中毒を引き起こす恐れがある。場合によっては致命的。心筋梗塞部位の過剰な炎症を抑制し、心筋梗塞を縮小させる作用が報告されている。微小管の重合を阻害する作用も持つため、長期間の使用は微小管の破壊による脱毛などの副作用をもたらす。CYP3A4によって代謝され、P-糖タンパク質の基質でもある。コルヒチ…
転写因子のひとつ。リウマチなどの自己免疫疾患やアレルギー、がんなどの疾患に関わるとされる。Toll様受容体やTNF受容体スーパーファミリーを介したシグナルによって活性化し、IL-1βやIL-18前駆体、NLRP3の発現量を高める。通常はIκBαやp100などのタンパク質と会合した不活性型で細胞質に存在しているが、Toll様受容体を介したリン酸化カスケードなどの活性化シグナルによってタンパク質が分解され、細胞核内に移行する。その後、特定の遺伝子に直接作用して転写を活性化するこ…
パターン認識受容体のひとつ。インフラマソームの構成要素。NLRP3やクリオピリン、CIASとも。ミトコンドリア上に存在するASCを介してカスパーゼ1を活性化し、炎症性サイトカインであるIL-1βとIL-18の発現を誘導する。α-チューブリンのアセチル化制御因子であるMEC17やSIRT2がNLRP3インフラマソームの活性化に重要な役割を担うとされる。
ポリフェノールのひとつ。赤ブドウの皮や落花生の渋皮など70種類以上の植物に含まれる。赤ブドウを原料とした赤ワインには豊富なレスベラトロールが含まれる。ミトコンドリアの障害を防ぎ、その活性酸素の産生を抑制する抗酸化作用を持つ。また、シクロオキシゲナーゼの活性を抑制して、PGE2の生成を抑制することで神経細胞の興奮性を抑制することと、グルタミン酸の受容体への結合を阻害することで炎症による痛みを抑える効果が確認されている。慢性的な痛みを和らげることが期待される食品由来のポリフェノー…
微小管中心方向(微小管マイナス端方向)へ向けた細胞内物質輸送を制御するモータータンパク質。直径が約12nm、幅が9nmであり、キネシンの約10倍の大きさ。ダイニンは微小管の関わる細胞運動の原動力となる。2つの頭部で微小管のプロトフィラメントを複数本使いながら運動する。微小管を介したダイニン依存的なミトコンドリアの局在変化は、NLRP3インフラマソームの活性化を促す。
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