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N-メチル-D-アスパラギン酸を参照。
関連する用語
フェンシクリジンの誘導体。麻酔のひとつ。塩酸との塩(ケタミン塩酸塩)はケタラールという商品名で知られる。NMDA型グルタミン酸受容体の阻害薬。NMDA拮抗薬のうち、ケタミンのみが全身麻酔作用を持つ。抗鬱作用が確認されている。フィゾスチグミンがケタミンの麻酔作用に拮抗する。このことはケタミンのアセチルコリン拮抗作用が全身麻酔に関係が深いことを示唆している。ほとんどの動物で中等度の呼吸抑制や血圧が上昇が起こる。
σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。運動機能や回腸機能の調節をしていると報告されている。ベンゾモルファンが弱い親和性を示し、シラメシン、BD1008、イボゲインが強い親和性を示す。σ1受容体リガンドと同じくσ2受容体リガンドは背側海馬CA3領域におけるNMDAに対する神経活動を増強することが報告されている。
D-アスパラギン酸のアミノ基がメチル化した誘導体。NMDA受容体のリガンド。過剰にグルタミン酸受容体を興奮させて神経細胞の細胞死を誘発する。
興奮性アミノ酸のひとつ。紅藻のマクリ(海人草、カイニンソウ)から得られる回虫駆除剤の成分。カイニン酸を基本骨格とするアミノ酸をカイノイドと呼ぶ。興奮性アミノ酸受容体はNMDA、カイニン酸、AMPA、L-AP4、代謝調節型の5種類に分類されている。カイニン酸は、その中のカイニン酸受容体(KA受容体)に作用し、シナプス前終末を脱分極させることにより神経細胞を興奮させ、後に麻痺させることにより駆虫作用を示す。
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