Nrf2(NF-E2-related factor 2)

転写因子のひとつ。塩基性ロイシンジッパー構造?を持つ。

酸化ストレスから細胞を防御する遺伝子発現を制御することが確認されている。Nrf2がないマウスは、がん酸化ストレスによる異常などが起きやすくなることが明らかになった。

Nrf2遺伝子を破壊したマウスの解析から、Nrf2が酸化ストレス防御機構の中心的役割をにない、それが破綻することにより易発ガン性、外来異物/酸化ストレスに対する感受性の亢進、炎症免疫系の異常、代謝の異常、神経変性疾患に対する感受性の亢進などが引き起こされることが明らかになってきました。*1

一方で、がん細胞の中ではアミノ酸代謝に関わる酵素を直接活性化して働きを変化させることで、がん細胞の増殖を促進することが報告されている。非小細胞肺がんでは高頻度で変異を起こしている。*2

また、Nrf2の過剰な活性化が、胎児期における腎臓の障害に関わることが示唆されている。

東北大学大学院医学系研究科の鈴木隆史講師(医化学分野)、山本雅之教授(医化学分野・東北メディカル・メガバンク機構 機構長)らは、腎臓の発生期における遺伝子発現の制御因子(転写因子と呼びます)Nrf2の過剰な活性化が腎性尿崩症を引き起こすことを発見しました。...

腎臓が形成される時期の過剰な環境ストレスへの暴露は腎性尿崩症を引き起こすリスクがあることが示唆されます。*3

*1弘前大学大学院医学研究科 附属高度先進医学研究センター 分子生体防御学講座: http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~admed/department/research/research.html
*2がん細胞の悪性化をもたらす代謝制御メカニズムを発見 同化反応促進メカニズムから見える新たながんの治療戦略 | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_240710_j.html
*3腎性尿崩症の新たな発症メカニズムを発見 胎児・乳児期の環境ストレスは腎性尿崩症を引き起こす | プレスリリース | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/02/press20170223-01.html

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このページの最終更新日時: 2018-02-03 (土) 13:06:47