PAR-1(protease activated recptor 1) †
プロテアーゼ活性化型受容体のひとつ。血小板や白血球、血管内皮細胞に発現しているトロンビンの受容体。傷の修復に関わる。
ヒトの正常な動脈では内皮細胞だけに発現し、動脈硬化が進行した血管では平滑筋細胞に発現が誘導されているとされる。*1
PAR-1は,トロンビンにより細胞外のN末端が限定分解されて内在リガンド部位がむき出しになり,シグナルを入れるというユニークな構造と機能を有している.PAR-1からのシグナルは,NF-κBを介して諸細胞を活性化し,止血血栓を足場とした修復に重要な役割を果たすが,一方では動脈硬化・血栓症の発症病理にも深くかかわる.*2
*1プロテイナーゼ活性型受容体の血管生理学・病態生理学(研究開始:1996.11~) | 香川大学医学部自律機能生理学: http://www.med.kagawa-u.ac.jp/~cardiovasc-physiol/custom16.html
*2第42回 河口湖心臓討論会 血管内皮細胞障害と血栓 丸山征郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/41/2/41_204/_pdf
*2第42回 河口湖心臓討論会 血管内皮細胞障害と血栓 丸山征郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/41/2/41_204/_pdf
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このページの最終更新日時: 2018-03-13 (火) 17:54:42